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シェエラザード
さて今回は......
ほぼ1年ぶりに私の購入したCDのコレクションをご紹介します。
前回のステファンスカのCDの次に買ったのは、オーケストラ物でした。


実は当時指揮者とかオーケストラの情報に疎くて、全くの素人だった
のですが、ハイティンク指揮ロンドン・フィルハーモニーと言う
組み合わせは、今思うと渋いセレクトですな(笑)。


シェエラザード



きっと地元のアマチュアオーケストラで聴いた「シェエラザード」が
琴線に触れたのか、それとも比較的安い¥2,500のCDだったからか?
あまり迷わずに買ってしまった事を記憶しております。


おまけで入っていた、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」が
中の解説を読んで、実は当時珍しい原点版だった事に気が付き
一体何が違うのだろう?と恐る恐る聴いたのを思い出しました(笑)。


音楽の時間に聴いたいわゆるリムスキー=コルサコフによる
改訂版と全く違う別物の曲に、天地がひっくり返るくらいビックリ
おののいてしまって、こんなCDを買ってしまって良かったのか?と
真剣に悩む日々を過ごしたのでありました(笑)。


比較的安いとはいえ、当時の私には¥2,500は大金でありましたので
このCDがアタリかハズレか、しばらく判断に迷っていたのでしょう。


相当聴きこんだ結果、おそらく素晴らしい録音でしょう、きっと!
と言うファイナルアンサーを出したのを記憶しております。


このムソルグスキーの原点版は、強烈な個性が全面に溢れ出て
聴けば聴くほど味が有るというか......クセになる美味しさとでも
言いましょうか。


この体験が元で、原点版=スバラシイ!と言う方程式が出来上がって
しまい、後々ブルックナーでエライ目に会うのですが......
スコアにCDにと相当投資しましたねぇ(目線が遠いですな、笑)。


メインのシェエラザードは、ハイティンクらしい実に堅実な!
サウンドであります。


スコアも勉強して、さらに何度か演奏した今、改めて聴き直してみると
かなり計算されたバトン裁きですねぇ。


ちょっと油断してしまうと、歌いすぎて大味な演奏になりがちなのですが
ハイティンクは実にクールというか、心はとても熱いのですが決して
溺れる事無く、曲の構成をもの凄く大切にしてテンポを決めているのが
ひしひしと伝わる名演であります。


改めて聴き直して、何て大人な演奏なのでしょうと......
感心してしまいました。


80歳を超えてなお現役で振られているハイティンク、そういえば
昨年はシカゴ交響楽団を率いて再来日していましたねぇ。


もしかしたら生で演奏を聴くのはもう難しいかもしれませんが、
是非とも1枚でも多く素晴らしい録音を聴かせて頂ければなぁ
と切に願っております。


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